香寺・日本玩具博物館「世界のクリスマス」展

てくてくレポートです。

きになる5-021でご紹介した、香寺町の日本玩具博物館の「世界のクリスマス」展に行ってきました!

玩具博物館は蔵のような6つの建物からなります。その6号館が、ほんとにもう、クリスマスづくし!!クリスマス展は毎年開催されていますが、今年は、特にヨーロッパのクリスマス飾りを中心に展示してありました。

日本で「クリスマス」というと、赤い服に白いひげのサンタクロース、クリスマスツリー、靴下・・・と、ある程度イメージが固定しています。しかし、今回、世界各地のクリスマスの飾りやおもちゃを見て、地域によってずいぶん異なることがわかり、興味深かったです。
同じヨーロッパでも、北欧・東欧・中欧では、「贈り物配達人」のイメージがそれぞれ違います。飾りの雰囲気もさまざまです。麦わら細工の飾りにも、いろいろな形がありました。

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私が特におもしろく思ったのは、南米やアフリカのクリスマス飾りです。イエス誕生の様子を表した「キリスト降誕人形」が欠かせないそうですが、カトリックの文化と土着の民俗が合わさって、すごくあざやかな「南米風」「アフリカ風」の飾りになっていました。当たり前と言えば当たり前ですが、イエスやマリア、博士の顔や服もその地方風でした。

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「てくてくひめじ」掲載のお願いをするため、館長さんと少しだけお話をさせていただきました。
クリスマス飾りがこれほどたくさん集まっているのは、日本だけでなく世界を見ても貴重で、ドイツから来られた人も驚かれたそうです。

ヨーロッパには何年かに1回、クリスマスマーケットなどに収集に行かれるそうですが、おもちゃや飾りを作るメーカーがなくなってしまったところもあり、もう買えないものもあるとおっしゃっていました。
博物館にはクリスマスの飾りやおもちゃだけで、いま見られるものの1.5倍くらいはあり、毎年、テーマを替えて、展示されているそうです。館長さんや学芸員さん、スタッフさんの「力」がすばらしいです。

これからも毎年行かねば~と思いました!

「世界のクリスマス」展

会期:
2015年11月7日(土)~2016年1月19日(火)

開館時間:
10:00~17:00

休館日:
水曜日、年末年始(12月28日~1月2日)

会場:
日本玩具博物館6号館
住所:〒679-2143 姫路市香寺町中仁野671-3

兵庫県姫路市香寺町中仁野671-3

電話:
079-232-4388

HP:
http://www.japan-toy-museum.org/

催し・ワークショップ

展示説明会:
学芸員さんによる説明。展示品を取り出し、キャンドルにも火を付けてくださるそうです!
日時:12月6日(日)・13日(日)・20日(日) 各回14:30~

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絵本朗読会:
クリスマスに登場する人形やオーナメントを主人公にした物語の朗読。
日時:12月23日(水・祝) 13:30~/15:00~

オーナメント作り:
●「クルミの中の幼子」のオーナメント(申し込み制)
日時:12月19日(土) 13:30~/15:00~
持ち物:はさみ(手芸用)、縫い針と木綿糸、木工用ボンド
講習料:300円

●「切り紙の星」のオーナメント(申し込み制)
日時:12月5日(土) 13:30~/15:00~
持ち物:はさみ(工作用)、縫い針
講習料:200円

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写真:掲載許可をいただき、日本玩具博物館のWEBよりお借りしています

あさのは商店

あさのは商店

姫路生まれ・姫路そだち。姫路→大阪→徳島→姫路。
肌の弱い自分が必要なものを近くで買えるとうれしいなーと、肌にやさしい日用品「あさのは商店」をしています。
趣味は、ウクレレ・縫い物・言葉の観察など。

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