紹介リレー 「おうちごはんと暮らしの学び舎 ままや」姫路 八代

川のほとりの美術館さんから、ご紹介を頂いた「鍵町美容院」の高田です。

私がたまたま、鍵町美容院のチラシをポスティングさせて頂いたのがきっかけとなり 約1年ほどカットを担当させて頂いております、「ままや」の清水さんを御紹介させて頂きます。

relay120 紹介リレーとは?

紹介リレーでは、バトンを渡され紹介された人やお店などが、オススメする人やお店を紹介してバトンを渡し、そしてそのバトンを渡された人やお店が次に…
とリレー形式で人やお店を紹介していきます。

詳しくはこちら!

2015年年末頃より、清水さんがご飯屋さんをひらくという計画をお持ちで、 「野里 × イノベーション(野里商店街の空き店舗を活用した招致イベント)」にご参加されていた事をお聞きしました。

《結果は惜しくも2位!!》
その後、まわりまわって、現在の場所と出会ったそうです。

計画が進み出し、清水さんに寄って頂くごとに、様々なお店の進捗状況 をお聞きしました。

チラシはどうしてるの?
看板はどんな感じにしたの?
つい最近ではショップカード出来たんだけどどう?
家電を揃えてきた!
今から大工さんがくるんだ!
…などなど他にもたくさん!!

わくわくとドキドキを形にしていく清水さんがつくる 「ままや」さんオープンを楽しみにしてきた一人です。

落ち着いた店内には、心地良い風が吹き抜けていました。

「おうちごはんと暮らしの学び舎 ままや」にこめた思い

清水さんは、飲食業とは全く異なる分野で働いて来られましたが、得意の料理で社会貢献をしたいとの思いを長年温め、「おうちごはんと暮らしの学び舎 ままや」を開かれたそうです。
ご自分の子育て、高齢期の親の介護の経験などから、『安くて、美味しくて、ヘルシーなごはんが食べられて、いろいろな人と気軽に交流できる場所があったらいいのに・・・』との思いが「ままや」に結実しました。

「ままや」のホームページを見ると、計画段階からいろいろと聞いてきた清水さんの思いがよくわかります。

「ままや」は、  “食べる・つくる・まなぶ・つどう・であう場” として、姫路城近くに誕生しました。

“おかえり”と“ただいま”が聞こえてきそうな、ていねいに作った「おうちごはん」。

暮らしの学び舎として、「手仕事」や「生活情報セミナー」、そして「読書会」など さまざまなイベントやワークショップを今後予定されているそうです。

「ままや」公式ページ
地域の皆さまのもう一つの“おうち”スペースとしてお気軽にお越しください。 ※ままやHPより

開店後の「ままや」の様子、メニューへのこだわり

開店後3週間ほどたったのある日、「ままや」を訪ねてみました。

お店は、この紹介リレーの他のバトンコースにも登場されたことのあるyukashiさん(現在育休中)の元店舗を改装されたとか。

姫路城北側の外堀近くの築50年の木造平屋。
木枠の窓、すりガラス、漆喰の壁。靴を脱いで入ると、席数14席のこじんまりした店内は、庭で摘んだ花が飾られ、船場川のせせらぎの音が聞こえる落ち着いた雰囲気です。

落ち着いた店内には、心地良い風が吹き抜けていました。
落ち着いた店内には、心地良い風が吹き抜けていました。

「おうちごはん」のランチメニューは日替わり定食ひとつだけ。
清水さんと、清水さんの思いに賛同された方々がボランティアで運営されているので、一種類の定食を20食作るのが精いっぱいだそうです。

そのかわり、カツオと昆布だけで出汁をとり、味噌汁や煮物、あえ物に使っているというだけあって、薄味ながら深みのあるやさしい味がします。

また米飯が美味しくて驚きました。
毎朝、その日に炊く分をお店で精米しているとのこと。

ふんだんに使われた野菜は、市川町の前田菜園さんの野菜を中心に、そのときどきの「旬」を味わうことができます。
「ていねいに作る」をモットーされていることが、食べるほどに伝わり、満足感が広がります。

600円という価格にも「ままや」の思いが感じられました。

店内で使われている器たちにも、ままやのこだわりが。
「本物を使ってほしい」と知人の陶芸家に頼んだ器たちは、”おうちごはん をのせるトレーに収まるように”とサイズをあわせて、特注されたそうです。

「ままや」の仲間たち

「ままや」のスタッフは、清水さんの20年来の子育てや市民活動のお仲間たちだそうです。
ホール係、庭の世話係、掃除係、ブログの更新係、イベントの企画係などなど。自分の特技を生かして各人ができる範囲で関わるのが「ままや」流。

報酬はないけれど、お客様の「美味しかった」「楽しかった」「癒された」という声が何よりのご褒美とのこと。
とはいえ、「ままや」の運営を続けていくためには、必要経費分だけは収益を上げる必要があるので、皆さんの働きぶりは真剣です。

とても楽しそうに働いているスタッフのみなさん。その様子が、空間をほっこりと和ませます。

「暮らしの学び舎」とは

「暮らしの学び舎」とはどういう意味かと質問すると、清水さんは、
「保存食つくりなど暮らしに役立つ手仕事のワークショップや情報セミナーなどいろんなイベントを開催し、人と人とが出会い、交流できるスペースにしたいの。」
と眼鏡を上げながら答えてくれました。

今後、「ままや」では、
●6月24日 シソジュースづくりのワークショップ (受付終了)
●6月29日 前田菜園さんご夫婦による三味線とベースの民謡コンサート (満員御礼!)
などを皮切りにいろいろなイベントが企画されていく予定です。

持ち込み企画も大歓迎とのことなので、「こんなことしてみたい!」がある人は是非”ままや にご相談ください”とのことです。

貸切時の店内レイアウトは変更可能。「小さな子どもたちとママの集まり」や「●●教室」など、気軽に使ってほしいとのことでした。
貸切時の店内レイアウトは変更可能。 「小さな子どもたちとママの集まり」や「●●教室」など、気軽に使ってほしいとのことでした。

おうちごはんと暮らしの学び舎 ままや

住所:
670-0874
姫路市八代本町2丁目1-45

姫路市八代本町2丁目1-45

TEL:
079-288-5091

営業時間:
月〜金 11:30〜17:00

定休日:
土・日・祝日

駐車場:
2台

ホームページ・ブログ:
http://himeji-mamaya.com/

Facebookページ:
おうちごはんと暮らしの学び舎 ままや

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“おかえり” と “ただいま” が聞こえてきそうです。

文章・写真:鍵町美容院 高田茂幸 ・おうちごはんと暮らしの学び舎 ままや・OTETEお手伝い


teku-icon鍵町美容院・高田さん、ままや・清水さん、どうもありがとうございました!

2016年5月に開店以来、大人気のままやさん。リピーターさんもとても多いそうですが、お話をきいてみて納得です!
予約してからお伺いするのがよいかもしれません。

てくてく紹介リレーでは、次回 ままや・清水さん → ??? にリレーが続きます。

どんな方、またはお店が登場するのか…
どうぞお楽しみに!

2016年6月22日公開

OTETEお手伝い

OTETEお手伝い

2011の震災で東京→姫路に自主避難。姫路生活も長くなってきたが、まだまだ知らないことばかりで情報収集中。美味しいものを食べることが大好き。でも震災後は安全であることも大事に。偏愛主義者。WEBや印刷物の制作をお手伝いする「OTETEお手伝い」を運営中。

好き:カレー(スパイス料理)、パクチー、アート、音楽、手作りすること

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