その土地・気候にあわない植物を使った窮屈な植栽を様々な場所で見かけます。
不自然であったり、元気がなかったり…。
完成した当初はとても綺麗に見えていても、適切な手入れが行われないことも。
姫路の土地には、姫路の里山に自生する植物が最も美しく自然ではないでしょうか。
そしてその植物達に適した「土」は、やはりその植物達が産まれ育った姫路の土。
姫路の駅前で実現する、『えきまえ里山』 計画、はじまります!
変化する 姫路の自然を駅前に再現
姫路市産業局主催の「マチヅカイ大学」の取り組みの1つ、「エコな駅前づくりチーム」として駅前の緑を見直します。
弱っている植物、環境、管理、使われ方。
様々な理由で、駅前の緑は駅前にふさわしくない状態です。
そこで、我々は姫路の里山で自生する樹木、姫路で育った素材を使って作った土を使って、駅前の緑を改善する取り組みを始めます。
里山から多様性に富んだ植物を移植することで、季節の移ろいを感じることができる場になります。また里山の土も移植するので、種や微生物などもその環境に近くなり、健全に植物が育つ場となります。
管理には市民が参加し、自分たちで自分たちの街の中心の緑を育む活動をすることで、愛着を感じてもらえ、モデルとしてそれぞれの地域や家庭での緑との付き合い方を変えていけると考えています。緑とともに成長する駅前にみなさんも関わってみませんか?
マチヅカイ大学「えきまえ里山」 詳細
ページTOPの写真にある植物(ソヨゴという木)が、植えられてすぐから、12本ある幹の大半が枯れ(常緑樹ですが)見ての通り年中通して寂しい状態になっています。
姫路市産業局主催の「マチヅカイ大学」の中で、この場所をやり直す提案をして、ここでいいモデルを作ることで、キャッスルガーデン内の他の場所や、駅前の緑の見直し(植えてあるものから、管理の仕方まで)が出来ればと思い、グループで提案して今回実現できることになりました。
キャッスルガーデンはコンセプトとして、城と同じ木、鉄、石を使ったハードのデザインがされているのですが、植えられた樹木はよく使われるもので、姫路の気候に合ったものや、自生している樹木を使ってというふうに選ばれたわけではなく、流通のものを植えられています。
暑さに弱いものが、暑くなる場所に植えられていたり、管理がちゃんとされていなかったり、土に植えられているのではなく、コンクリートのプランターのような状態になっていたり(下もコンクリート)、色々と問題があるこの場所を、姫路の自然を再現したような場所として、管理の仕方も含め、これからの街の緑の管理のモデルとなるようなものとして提案しようと思っています。
今回は、姫路市北部の里山から小さな苗や樹木を主体として、これからこの場所で育っていく植物を掘り出して来ました。
それを植える準備と植裁を姫路市民が主体となって2月17日、18日の2日間で行います。
キャッスルガーデンがもっと季節を感じることができ、居心地が良い場所になるようにしていければ良いなと思ってます。(木陰を増やして夏場の心地よさを作ったり、季節の変化、花を楽しめるなど)
場所:
キャッスルガーデン内
(記事TOPにある写真の「ソヨゴ」という木付近)
日時と内容:
2月17日(金)13時〜18時頃(予定)
既存のソヨゴの堀り出し、土壌改良。など
2月18日(土)13時〜
植物の植裁作業など
問い合わせ:
info@livingsoil.jp
文章:未来を、土から考える。 リビングソイル研究所
補足・編集:OTETEお手伝い