前田菜園さんよりご紹介頂いたteedaです。
teedaからは播州を拠点に活動している音楽家、isa君をご紹介していきます。
紹介リレーでは、バトンを渡され紹介された人やお店などが、オススメする人やお店を紹介してバトンを渡し、そしてそのバトンを渡された人やお店が次に…
とリレー形式で人やお店を紹介していきます。
声とギターのあいだをおよぐさかな。 isa/イサ
まずはプロフィールから。
isa / イサ
IsaGuitarra / イサギターラ(音楽家)
http://suzume138.wixsite.com/kazemeguru
声とギターのあいだをおよぐさかな。
ギター弾き唄いをメインに、ソロギター演奏、アンビエントな即興演奏までをこなす。
ソロ名義の他、バンドSANDHYAを主宰し、時折全国各地に音楽の旅へと赴く。
コラボレーションのジャンル分野は垣根無く、食というテーマとの関わりやコラボ経験も多い。
写真家、映画監督の茂木綾子氏への楽曲提供では、オーガニックマルシェや、料理家の暮らしをとりあげた映像に、即興でつけた楽曲を提供している。
野菜が大好きだが、野菜だけを食べて暮らしているというわけでもなく、その日その日をありがたくいただく『ありがたりあん』の心持ちで毎日を活きている。
ご縁が重なり、2014年より播州に住み始める。
ギターとうたの教室『NECO』を主催
ラジオ番組『BREATH OF EARTH』(FM76.1miki)パーソナリティDjも努める
時々、TeedaCafeのカウンターに座っていたりもする。
isa君の音楽観やルーツなど
teedaの店内BGMでもisa君の曲をよくかけているのですが、とにかく心地が良い。
isa君だ!
と喜んでいるお客さんがいたりすると、地域での人気ぶりが伺えます。
次に気になるisa君の音楽観やルーツなど質問してみました。
さまざまな音楽との出会いとプレイスタイルの確立
母親が保育士をしていたこともあり、子守唄や、童謡とか賛美歌などを子供ごころにそばで聴いていたり、父親がレコードが好きで聴いていて、その中の洋楽とか、歌謡曲とかを聴いたりして育って、うたや音楽は子供のころから触れていて好きでした
10代初めぐらいから、うた、ギター、ピアノなどを習ってみたり、でもわりと自由に表現したい性格だったようでw。そのころから曲をつくったり、ラジカセで多重録音したりして作品つくってみたり、そうした過程で、自分の外へ流れていく表現の相棒として一番身近に生き残ったのが、ギターとうたでした。
ほとんどを音楽と一緒に成長して来ているので、全部をここに書くとなると膨大な量になるのですが、学生時代と311後の出会いが、今の自分の音楽には特に、影響しているかな。
学生時代は、音楽全般に関して専門的に勉強してみてたんですが、ジャズギタープレイヤーのかたについてハーモニを細かく学んだり、南米音楽のDjの友人ができて、そのイベントによく遊びにいっているうちに、自分のプレイスタイルもその影響をうけることになったんです。
ただ、やはりここでも自分なりの表現をしたかったみたいで。
自然に心にやってきて顕われてくるのは、オリジナルの音だったんですね。
そうこうしているうちに(だいぶかいつまんでw)
ワールドミュージック全般様々な音楽の影響を受けた、弾き語りのようなスタイルになったのだけど、日本語のうたでギターは国籍不明、声はアンビエント的だったりヴォーカリーズだったりそういった表現をするようになり、やり続けるうちに、次第にそれが普通になりました。
西日本への移住 SANDHYAのはじまり
311後、2012年に関東にいたのが、西日本にきてからは、兵庫→四国→兵庫播州と移り住み、出会い重なって、バンスリーや尺八奏者、タブラ奏者の友人とSANDHYAというバンドをすることになりました。
彼らとその家族からは音楽家としてだけでなく、友人や知人親類が全然いなかった環境で、人としてとてもいい影響をもらって。このバンドが面白くなって。それでSANDHYAとしてレコーディングしてCDも出したり。(現在は2ndアルバム制作中☆)
SANDHYAはメンバーの全員がお父さんミュージシャンだということだけでなく、家族付き合いしながら全員の成長と同時に音楽が成熟していくという関係で、そもそも音楽と自分(活きるということ)を切ってもきれない人間同士なので、家族ごとの出会いが発展成熟しながら、お互いを補完しあっていく関係性というのを、そこに見つけた感じで。イメージとしては音楽と家族、生活が近いところにあるような。
そういう音楽活動は移住前には無かったことなので、とてもおもしろみを感じてます。
そうしたバンドの活動も維持しているうちに、ソロ表現のほうも活発になって。
ツアーで行く先々いろんな表現をするかたと、共演やセッション、コラボをすることもになりました。
ミュージシャンもあまり見たこと無い楽器のかたとか、ダンサー、詩人、画家、書家、映像のひととか、次第に垣根が無くなって行くのを興味本位で続けていたわけですが、垣根をなくすと無くす程、自分自身とその音楽が逆に見えてくるのを知ったんですね。
最近は自分の音楽に、『間』のようなものが産まれたがっているのが面白くて。
お茶や、禅の世界の中に、音楽との共通性をみつけるようになっています(現在表千家にてお茶のお稽古中)
「ありがたりあん」
isa君がteedaに遊びに来てくれたきっかけは、野菜が食べれるお店を姫路で探していたとのこと、今ではメニューにはないもりもりのサラダランチを唯一食べているisa君ですが食事観や考え方についても聞いてみました。
移住も重なって内的にも、紆余曲折、ここ数年は変化の連続の中、身体のコンディションが非常に悪い時期もありました、その中で食事についてはいろんなことを実践したりはしてみてます。
もともと自分も家族も、軽いアレルギーがあったこともあったりで、食べ物や食べ方は工夫する暮らし方ではあるんですが。
産地や原材料が気になるなら、自分でつくってみようと自分で畑して、ライブツアーに農作物持っていったことも。。
味噌も仕込んだりね。
ただ食べ方というのは個人的なことで、主義主張して他者に押し付けるものでも何でもないので、自分はコレが好きで心地良いから食べてるよ。とそれだけの話なのと。
決まったことばでジャンル的に表現すると、急に逃げていってしまって、手の届かない離れたものになってしまう。
音楽と一緒ですね☆
以前四国で旅の途中で家に寄ってくれた、とある友人が使っていた言葉を、時々使わせてもらってます。
「ありがたりあん」
いまのところ一番しっくりきてるのかな。。
最近は先に書いた通り、お茶や禅の世界にも足を突っ込みつつあるので、感謝の心の大切さは身にしみて来ていますw
わざわざしつらえたり、きれいにしたり、考えたり工夫して。お客さんを迎えるわけです。
ありがとう、いただきます、って言葉は少なくとも僕が産まれる前からくりかえされ続けてることばなわけで。
そこに日本人が蓄積してきた意志や気持の総数は、かなりの量に達しているんじゃないかなって思います。
変な話ですが、それが限界点を突破する時に、赤ん坊がことばを覚えて話はじめるように、現実の世界もそうしたみんなのきもちに追いついてくるんじゃないかなって思ってます。
僕は、普段、目に見えない「音」というものを扱いながら活きて、みんなと暮らしています。
なのでわりと見えない世界のことにはいつも敏感に考えている。
そこが悪さしてきてとても疲れることもあれば、いいことを呼び寄せてすばらしいことになることもある。
毎日はそういうことの連続だと思っています。
だから感謝のことばをつかいたい。
ありがたりあん。
ね。
isa君との企画、考案中です
アリガタリアンという言葉は、いさくんファミリーに初めて聞いて、なるほど!とすとんと落ちた言葉。
なにか枠組することや、否定することなく、ありがたく頂く姿勢は、食べ物以外でも暮らしの在り方に繋がっているんだなぁ。と感じました。
そんなisa君と、teedaでもっとサラダを楽しんでもらえるようなサラダランチや、音楽なども練りこんだ楽しい企画を考案中です。
文章・写真: TEEDA CAFE、 isa
次回 isaさん → ??? にリレーが続きます
TEEDA CAFEさん、isaさんどうもありがとうございました!
TEEDA CAFEさんとisaさんとで、今までもイベントをされたことがあったそうですが、また新たにイベントも企画とのこと。
どんな内容になるんだろうー。
てくてく紹介リレーでは、次回 isaさん → ??? にリレーが続きます。
どんな方、またはお店が登場するのか…
どうぞお楽しみに!
2017年6月30日公開