単発のイベントやバーとして運営されてきた荒井廃墟ですが、メンバーの卒業などにより2018年3月末より大きくリニューアル。
2018年4月現在、4つの形態で利用されています。
カフェであったり、スナックであったり、事務所であったり。
店内にはカウンター席が8席、お座敷1つ(座布団は5席ほど)。
テナントによってそれぞれ、内容もメニューも異なります。
詳細は荒井廃墟利用者で更新している公式Facebookページをご確認ください。
https://www.facebook.com/arai.haikyo/
近所の方はもちろんですが、「廃墟好き」「廃墟マニア」が荒井廃墟を目指し、県外からもお客さんとしてやってきます。
テナント紹介(2018年4月現在)
■水曜日:NDL2
デザイン事務所 11:00-17:00
垂水にオフィスがあるデザイン事務所の出張事務所。
デザイン事務所ですが、クライアントさん以外も出入りすることができ、「デザイングルメ」ランチの注文もできます。
■金曜日 昼:つきのしずく
カフェ 11:00-17:00
お客さんに意見をもらいつつ、どんどん変化するお店です。
■金曜日 夜:月陽楼 (つきひろ)
スナック 17:00-23:00ぐらい(夜 お客さんの入り次第で)
遊郭をイメージした、着物で接客する廃墟スナックです。
■土曜日:何もしない店長の日
カフェ 11:00-17:00
挽きたてコーヒーを淹れるだけが目標の福岡店長のカフェ。
他のことは、従業員や日替わりで招いたゲストシェフにしてもらいたいと思っているカフェです。
“個性”が集う場所
今回取材を繋いでくださったのは、 写真中央の土曜日店長の福岡さん。
左がオーナーの高橋大輔さん、創設メンバーの一人で建築デザイナーの水曜日担当「デザイングルメ」中村さん。
取材当日は水曜日だったため、中村さんの出張オフィスでした。
オフィスなのに… ローストビーフ丼がいただけます。
荒井廃墟1988始動時、バーをされていた岩田さんの人気レシピを受け継ぎ、提供されています。
CRAZYなテナント募集中です
現在、水金土曜日の他、日曜日に物販などで利用されることもあるそうですが、空いている日や時間はレンタルスペースとして利用することもできます。
高橋さんは、「みんなのスタートアップのステップとして利用してほしい」と空いている曜日で毎週継続して担当してくれる方も募集中されています。
飲食の営業許可をとり、店として運営するのは気軽にできることではありません。
飲食店をやってみたいと思う人はいても、お金がかかり、リスクが大きいため、踏み出せない方も多いかと思います。
今の仕事をやめてフルタイムで… といきなり挑戦することも容易ではありません。
「気持ちがあるおもしろい人に貸していきたい」と敷金礼金もとらない高橋さんですが、貸した後も”貸すだけ”ではなく、独立したい人、挑戦してみたい人、ステップアップしたい人に “夢を叶えてほし”い とお店がうまくいくように継続してサポートも行われています。
実際に、夢をかなえた方も。
自分のお店を持つ為の準備期間として、廃墟を利用していた長谷川さんは2017年12月、宝殿駅前に「cafe&bar Passione」をOPENされました。
お客さん同士が仲良くなってしまったり、お客さんだった人が店長となってしまったり(土曜日 福岡さん)と、コミュニティが生まれる場所でもあります。
点が線になって面になる。
狭い空間だからこそ、つながりがとても濃い空間。
長いあいだ時をとめていた空間が新たな物語をうみだします。
ここから次のステージへ。
新しい働き方、新しいものが発展する場所で、荒井廃墟は大きくすることを目標とされていません。
外には日によっては看板もでていません。
誰もが集う場所ではないかもしれません。
一見排他的な感じもしますが、ピタリとはまる方にははまる空間です。
来る人を選びます。
気になる人、来たい人がくる場所。
自ずと個性的な方が集まってきます。
場所は本当にわかりづらく、迷子になってしまう方多数。
スマホ片手にさまよっていると近所のご老人が「ここだよ」と連れて行ってくれるそうですよ。
最後に!
廃墟を保存した『保存リノベーション』の廃墟カフェです。
古民家カフェをご希望の方はご遠慮ください。※公式Facebookより
荒井廃墟1988 詳細
住所:
非公開
山陽電車荒井駅からすぐ
気になる方は調べてみましょう。
調べればすぐにわかります!
営業時間:
各店舗によって異なります
Facebookを確認ください
営業日:
2018年4月現在
水金土
休業あり。その他単発でイベントなどもあり。
Facebookを確認ください
電話:
なし
駐車場:
なし
荒井駅周辺にコインパーキングがいくつかあります
エアコン:
なし
うちわをご用意しています