2023年3月に姫路城北の城北新町に姫路では数少ない動物性食品を一切使用しない、ヴィーガンレストラン & カフェSAI CAFE がOPENしました。
宗教、思想、アレルギー、健康などいろいろな理由で、世界中にヴィーガンのライフスタイルを実践されている方がいらっしゃいます。
厳格な方もいれば、カジュアルに実践される方も。
ヴィーガンの方々が特に困るのが外食です。
日本ではまだまだ対応しているお店は少なく、メニューも非常に限られてしまうのが現状かと思います。
完全予約制で本格的ヴィーガンレストランが多い中、カフェスタイルのサイカフェさんは広々とした空間で誰もが気軽に利用することができることも大きな魅力となっています。
(もちろん、事前の予約をおすすめいたします)
楠本勝三さん監修。世界トップランクのヴィーガンフードを姫路で
ヴィーガンではない方が気になるのは「お肉がないと味が物足りないのでは?」という心配ではないでしょうか。
そしてヴィーガンの方もそうでない方も全ての人が共通して願うのは「おいしいものが食べたい」ということ。
サイカフェでは世界トップクラスの料理を楽しむことができます。
アメリカ発の世界最大級のベジタリアン・ヴィーガンレストラン検索アプリ「HappyCow」で最高ランクを獲得されている、東京自由が丘のヴィーガンレストラン「菜道」のチーフシェフである楠本勝三さんが、サイカフェさんのメインのメニューを監修。
姫路にいながらにして、菜道さんと同じ味、世界トップクラスのヴィーガンメニューをいただくことができます。
お食事は単品もありますが、菜斎コースがおすすめです。
メインの料理 ➕200円〜 で、前菜やデザート(ランチタイム)をつけることができます。
フレンチと和食に長年携わってきた楠本さんのお料理は見栄えもよく彩り豊か。
エンターテイメント性もあるそれぞれのメニューは、運ばれてくるたびにワクワクするような仕掛けが。
最初に運ばれてきたのは前菜「五穀豆の燻製サラダ」。
里芋とビーガンチーズでできたグリーンのボールと、燻製された五穀豆ががテラリウムのようなガラス容器に入れられ、中は深い霧がかかったよう。
蓋をあけるとスモークの煙があふれだし、わあっと歓声があがります。
次に運ばれてくるコース料理の期待が高まりますね。
次はメイン。
カレー OR 看板メニューにもなっている麺からチョイス。
菜食と言っても精進料理とは違い、日本で人気の日常的なちょっとジャンクさもあるメニューが特徴です。
使用されているメインの野菜は、丹波及と近郊の地元農家さんが栽培されている【丹波ろじべじ】さんからお野菜です。
スープは「生姜味噌(温)」「油そば(温)」「サラダ冷麺(冷)」から選べます。
野菜の栄養素をふんだんに練り込んだオリジナルの低糖質麺は、「生姜麺」「あしたば麺」「クロレラ麺」から選択。
油そば ➕ 生姜麺
生姜味噌 ➕ あしたば麺
を試させてもらいました。
麺はどちらももっちもち!
油そばは質のよい油でコクがありつつもしつこくなくいただけました。
生姜味噌はあたたかいスープでスパイシーさもあり、カラダの芯からあたたまりそう。
細かいレシピは企業秘密… とのことですが、ギルティフリーなのは間違ありませんし、安心して美味しくスープを全て飲み干しました。
カレーはオプションでヴィーガンチーズやヴィーガンカツをのせることもでき、より食べごたえのある一品に。
時間によっては、木苺のムース もコースにセットされています。
小さな苗木のようなスポンジとプレッツェルの下には土に見立てられたカカオニブが引き詰められ、その下には木苺のムースが。
見た目も楽しく、会話もはずみます。
麺もカレーも、ヴィーガン仕様で、肉、魚だけではなく、乳製品、卵、蜂蜜を使用しない植物性のものだけです。
が、実際に食べてみるとそんなことは気になりません。
自分は野菜好きですがヴィーガンではないため 、普段は動物性の食材も口にしています。
「肉が入っていないから」「乳製品じゃないから」といったことではなく、ただただ一つの料理として完成していて、おいしく最後までいただくことができました。
菜斎コースを監修されている楠本さんは、メニューを開発・提供して終わり!ではなく、毎月一度は必ず東京からお忙しい中もSAICAFEに足を運ばれ、調理などの提供の確認に訪れていらっしゃるそうです。
OPEN半年以上が経過しても、OPEN当時の味が守り続けられているんですね。
カフェメニューも充実
カフェメニューもとても充実しています。
岡山から取り寄せているスイーツや、自家製のスウィーツたち。
どれも8大アレルゲンフリー、ヴィーガン仕様となっています。
甘みには精製糖が使われておらず、酸味も甘味も、素材の味が引き立ちます。
小麦ではなく米粉であったり、クリームは乳製品ではなく豆乳であったり。
見た目はもちろんですが、味もおいしくいただけます。
季節のフルーツを贅沢に使ったパフェや、定番のパフェなども。
写真の「苺ジェラートとチョコバナナのパフェ」は
◯ココアプリン
◯角切りバナナ
◯ビーガンチョコソース
◯豆乳クリーム
◯グラノーラ
◯ベリーソース
◯苺ジェラート
◯さつまいもチップ
が詰め込まれていて、酸味、甘味のグラデーション、食感の楽しさもあり最後まで飽きることなくいただくことができました。
ドリンク類も甘酒を使ったものや、神戸六甲の朔さんのスペシャリティコーヒー、地元姫路のクラフトビールなど、とても豊富です。
とても広い空間で、店内はソファー席から一人でも気軽な長いテーブル席まで。
Free wifiとなっているため、仕事の打ち合わせやテレワークにも活用できそうです。
店の外からは中は見えないため車の往来も気にならず、ダウンライト気味な落ち着いた空間で、中庭から見えるドライガーデンがどこかリゾート地に来たような雰囲気も。
地下には駐車場も8台分あり、カフェだけの利用におすすめです。
これからの時代により求められる”SAI サイ”
数十年前に、ベジタリアンやヴィーガンのライフスタイルが、海外から日本に入ってきて流行し、いろいろな日本のお店で、こぞってそれらのメニューを提供していた時代がありました。
正直、そのころはあくまで肉や乳製品などの代替え品であり、おいしいものは少なく、少し妥協や我慢していただくようなイメージが強く残っています。
それから月日もたち、実践される方も増え、改善を繰り返し、工夫を凝らし、さまざまなレシピなどが開発されてきたのだと思います。
若い方や初めての方は偏見なくいただけるかと思いますが、以前口にして残念に感じていた人も、今一度最新のヴィーガンフードを食べてみていただきたいです。
ヴィーガンよりもさらに厳しいとされているハラルや五葷抜きなどに対応しているメニューもあり、インバウンドも多い姫路では、今後サイカフェさんのようなお店はより需要が高まっていくのではないでしょうか。
SAI CAFEさんの「SAI サイ」には、
野菜の「菜」
看板メニューの「斎麺(さいめん)」
レシピ監修した東京のヴィーガンレストラン「菜道(さいどう)」
それらと、動物の「サイ」がかけ合わされています。
「斎」は仏教用語で、「食事」を意味する言葉。
美食同源、美味しくいただきココロもカラダも美しく。
多くの人が集まり、誰もが笑顔になる “斎=食事 ”で、いろいろなライフスタイルの人が同じテーブルを囲み食事できるのは、とても素敵なことですね。
SAI CAFE サイカフェ 詳細
住所:
〒670-0883 兵庫県姫路市城北新町1-1-14
TEL:
079-280-6661
OPEN:
11:00〜17:00
(L.O. FOOD 16:00、DRINK/SWEETS 16:30)
WEB:
https://www.sai-cafe-himeji.com/
Instagram:
日本語 https://www.instagram.com/saicafe__himeji/
英語 https://www.instagram.com/vegan_restaurant_saicafe/
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