「お茶を飲みたいけれど、どこへ行けばいいかわからない」
「いいお茶を知りたいけれど、学べる場所がない」
そんな姫路の“お茶難民”の方々にこそ、そっと扉を開けてほしい場所。
2026年4月3日、姫路駅からも歩いていける忍町に、お茶の多様性と出会う『白鷺茶房(しらさぎさぼう)』がオープンします。
ただ喉を潤すだけではない一杯の先にある、お茶の個性を紐解く「知的な愉しみ」。
わずか4席のカウンターで、五感を研ぎ澄ませる濃密な時間が始まります。
お茶が持つ本当の価値を伝える場所
日本に住む私たちにとって、お茶はあまりにも身近な存在です。
飲食店で席に座れば当たり前に出てきたり、サービスエリアの無料コーナーにあったり。
「お茶はタダで提供されるもの」という感覚が、知らず知らずのうちに根付いているのかもしれません。
けれど、白鷺茶房で提供される一杯は、それらとは全く別物です。
豆の種類や淹れ方にこだわるコーヒーと同じように、お茶もまた、育った風土や製法、そして「淹れ方」ひとつで、驚くほど表情を変える飲み物。
「おいしいお茶には価値がある」
店主の赤松佳幸さんの言葉には、生産現場を間近で見てきたからこその切実な想いが込められています。
農家さんが心血を注いで育てた茶葉の価値を正しく伝え、そのおいしさに正当な対価を払う文化を広めたい。
日常の延長ではない、わざわざ淹れる『最高の一杯』がもたらす豊かな時間を、ここ姫路から発信します。
「知らない」から始まった、六段の鑑定眼
店主の赤松さんは、姫路で1948年から続く老舗「播磨屋茶舗」を家業とする家で産まれ育ちました。
一度は東京で全く異なる職に就きながらも、その後家業を継ぐべくお茶の世界へと身を投じることとなります。
すぐに家には入らず三重県での修行を経て、現在は姫路で唯一の「茶審査技術六段」という高度な技術を持つ鑑定士でもある赤松さん。
しかし意外にも、「家業に入るまで、急須でお茶を淹れたことがなかった」といいます。
修行や競技大会を通じ、最初はわからなかったお茶の違いがわかるようになっていく「過程」に何よりの楽しさを見出した赤松さん。
ご自身が初心者としてゼロからスタートしたからこそ、お茶に馴染みがない方の気持ちにも寄り添うことができます。
「知らないことは、これから新しい発見に出会えるということ。
初歩的なことも聞きづらい、恥ずかしいなんて思わなくて大丈夫ですよ」
もっと多くの方にお茶の楽しさを気軽に知ってもらえたら
そんな想いが詰まった、お茶のはじまりの場所です。
同時に、姫路で唯一の茶審査技術六段の鑑定眼を持つ赤松さんと、お茶の深淵な世界を語り合えるのもこの場所の醍醐味。
初心者の好奇心はもちろん、お茶を知り尽くした方の飽くなき知識欲にも、静かに、そして深く寄り添ってくれます。
白鷺茶房の楽しみ方
白鷺茶房さんでの楽しみ方はいろいろ
- お茶をいれていただき楽しめる「喫茶」
- 茶葉や茶器を購入できる「物販」
- お茶の知識を高める、完全予約制の「体験や教室」
10種類以上のセレクトから味わいを楽しむ「喫茶」
各地の生産者が情熱を注いだ「シングルオリジン」の茶葉を中心に、店主赤松さんが厳選しセレクトした常時10種類以上が喫茶では楽しめます。
ラインナップは緑茶だけでなく、ほうじ茶、中国茶、和紅茶、さらには最近注目を集めている海外産のお茶など、多種多様なお茶が揃います。
温かいお茶も、冷たいお茶も、その時の気分に合わせて。
もっと飲みたい、楽しみたい方のために2杯目からの500円引きサービス(お茶請けなし)も用意されています。
ぜひ異なる個性を飲み比べてみてください。
お茶請けはご近所のレモンケーキのお店『レゾンデートル』へ特注した抹茶レモンケーキや、種菓『SHUKA』など、赤松さんがセレクトしたお茶に寄り添う逸品たちが並びます。
作家の手仕事に触れる。茶器と体験の贅沢
店内では、喫茶でも楽しめるお茶の茶葉販売も。
喫茶で気に入ったものを、自宅で楽しんでいただくのにもぴったりです。
その他にも、赤松さんがその使い心地と美しさに惚れ込んだ茶器の販売も行われています。
常滑焼の 山田勇太朗さん や、萬古焼の 大槻俊さん など、名だたる作家さんの急須や湯呑みも並びます。
これらは単なる道具ではなく、お茶の味を最大限に引き出し、淹れる所作まで美しく見せてくれる逸品です。
体験と教室
さらに、知的好奇心をくすぐる予約制のプログラムも用意されています。
- 茶歌舞伎(ちゃかぶき): 複数のお茶を飲み当て、五感を研ぎ澄ませる伝統的な遊び。
- 飲み比べ: 季節の3種を座学とともに深掘りする、学びの時間。
どちらも1時間半ほどかけて(4,000円〜)、お茶の世界にどっぷりと浸かることができるプログラムです。
お茶の可能性を姫路から
新しい一歩を踏み出した赤松さんと白鷺茶房。
需要を見極めながら、喫茶の席数も増やし、ワークショップや飲み比べを気軽に楽しめる場所を、いずれはもっと大きな場所でと構想中です。
さらに今後は、白鷺茶房ならではの「オリジナルブレンド」の開発も検討しているのだそう。
鑑定士としての確かな技術で、どんな新しい味わいを生み出してくれるのか、今から楽しみでなりません。
お茶の産地ではない姫路だからこそ、伝えられることがある。
生産者への敬意を忘れず、お茶の価値を正しく届ける。
赤松さんの挑戦は、この4席のカウンターから静かに、力強く始まります。
白鷺茶房(しらさぎさぼう) 詳細
オープン日:
2026年4月3日(金)
※4/3〜4/5は予約制。
4/6以降は予約優先ですが、空きがあればフリー利用可となる予定です。
最新情報は公式instagramをご確認ください。
住所:
兵庫県姫路市忍町19(トマリエ内)
JR姫路駅から:徒歩約6分
山陽姫路駅から:徒歩約4分
※ 忍町のレザー工房「トマリエ」さんと同じ建物になります。
※駐車場なし
周辺に多数のコインPあり
営業時間:
10:00 〜 19:00
定休日:
木曜日
不定休有