家老屋敷跡公園からのびる、江戸時代のメインストリートでもあったとされる、中ノ門筋。
現在の姫路城から姫路駅へのメインストリートとなっている大手前通りとは違った、雰囲気ある個人店がここ数年で増えてきてるエリアです。
この場所に店を開いて、先日13周年を迎えられた「hana soel」さん。
開店当初は今のように店もなく、あたりは人もまばらだったそう。
soelさんが開店され数年して、ご近所に Bakery 燈 Lampさん、お隣にカレーのSpiceスエヒロさん。
国道2号線を超えると、セレクトショップのfolkさん、スコーンやマフィンのお店 MARGUERITE SPOONさんなどがオープンし、姫路界隈ではお馴染みの、観光の方にも今では知る人ぞ知る人気のエリアとなっています。
生花との出会い hana soelの開店
初めから生花に関係した仕事を希望したり携わったりしていたわけではなく、様々なきっかけなどがあり、それらがつながりsoelオープンとなります。
最初の就職先はアパレル関係の会社。
そちらを退職後、工場などでの勤務をしながら自分の道を模索されていました。
そんなとき、妹さんが務める店ですぐに人がほしいとのことで、未経験のまま生花部門に入ることに。
その職場の上司がsoelさんの可能性を感じたのか、「アレンジメント教室」へ通うようにすすめてくれたことがその後に大きな影響を与えました。
仕事で生花に触れ、教室で学ぶ日々。
だんだんと花の世界を追求したいという想いが強くなっていきました。
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やがて、生花の道へ進むことを決めホテルの生花部門へと転職、ブライダルなどを多数経験。
更に花にかかわった他のことにもチャレンジしたいと、小売部門へ移動希望をだし配属されます。
グループ内の大阪のお花屋さんで働くこととなり、その職場で現在の奥様と出会われます。
独立を決め、地元姫路に奥様と hana soel (ハナ ソエル) を2006年にOPENされました。
ゆっくりじっくり お花を手にとることができる店内
soelさんの店舗は環境にも配慮されています。
店舗は東向き。
朝には明るい陽が差し込みますが、午後からの強い日差しに夏もさらされることはありません。
そして店内に入ると気がつくのが、花を入れる冷蔵のショーケースがないことです。
ショーケースに花をいれると、「店内で商品として花を保管する」という点では長持ちしますが、ショーケースからだしたときの外気や室温との温度差が激しく、花が痛む原因に。
店内でアレンジしたときは綺麗でも、蕾のまま咲かない花があったり、お客様が持ち帰った後すぐに枯れてしまう原因にもなります。
ショーケースにいれてしまうと遠くから眺めるだけで、手にとることもできません。
お花をゆっくりと、自然な状態で見ていただきたいとの配慮でもあります。
旬を意識した品揃え
お花にも旬があります。
soelさんでは旬を意識し、周年あるような花はあまり用意されていません。
花だけではなく、枝もの、実ものなども、並ぶように心がけていらっしゃるそうです。
春夏秋冬、花や植物はそれぞれ違い、その時々の環境にも適したものを。
ですので、いつ行っても同じ品揃えということがありません。
質にもこだわり、出来るだけ長く楽しんでいただけるような花選びをされています。
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大量の花を仕入れて、常に置いておくと廃棄の原因となってしまうため、そのような仕入れは行っていません。
花の種類や花束、アレンジメントの希望があるときは、予約がおすすめです。
希望にあわせて鮮度のよい花を仕入れておいていただけます。
もちろん店内には、soelさんがセレクトされたいろいろなお花が随時並びます。
そこから希望で包んでいただいたり、soelさんにおまかせでアレンジしていただくこともできますよ。
安心して任せられるお店
soelさんをよく知る方にお話をお伺いしたところ「嘘がつけない正直すぎる性格」とのこと。
実直でごまかしたりすることが苦手。
商売人といよりは、職人のような。
たくさんの花を取り扱っていると、「ああ、これはもう長持ちしないかもしれない」というようなものもあるそうですが、その花を希望されたお客様にはそのことを事実として伝えています。
事実を隠し、古いものは早々に販売してしまうこともできますが、花がすぐ枯れてしまって「やっぱりお花って自分には向いてない」などと思われるよりは、「花のある生活」をもっと楽しんでほしいから。
リピーターが多いのも納得です。
soelさんとお話させていただいても、その誠実さが伝わってきます。
「お花を買うならここがいい」と思える、安心して任せることができるお店です。
切り花だけではなく、観葉植物の販売や、個人ではなく会社・店舗様への生け込みも行っていらっしゃいます。
日々の生活に花を添える
この冬からはお花をつかった新しい取り組みとして「ボタニカルキャンドル」の販売もスタート。
こちらは2019年のてくてくWEEK2にも!
てくてくWEEK2ではその他にもクリスマスリース、オーナメントの販売も予定されていますよ。
その他イベントの出店や、リース教室などが不定期で開催されることもありますので、公式のSNSなどもチェックしてみてください。
店名にもなっている
hana soel は
花を添える から。
soelさんの店内も花を飾るというより、自然に空間に馴染むように添えられています。
soelさんのつくるアレンジメントも、それぞれを活かすように寄り添っているようです。
もっと気軽に花のある生活を。
日々にとけこむような自然な雰囲気で、花を生活に添えるお手伝いをしていただけそうなhana soelさんです。
hana soel 詳細
住所:
兵庫県姫路市本町17
営業時間:
10:00〜18:00
定休日:
毎週木曜日+第1・第3日曜日はお休みを頂戴致します
ご注文、お問い合わせはお電話でお願いします。
電話番号:
079-282-6060
駐車場:
近隣にコインパーキング多数あり
最新情報:
@ hanasoel20061028