高知の“おいしいもの”と“いいもの”が集まるお店、riguru(リグル)さん。
姫路城の北側、野里商店街の中にある、高知の生産物や加工品など、高知でつくられたものを取り扱うセレクトショップです。
2025年7月16日に、すぐ近所のシェアスペースから移転オープン。
新たな店舗はriguruさんだけの空間となり、よりriguruさんらしさが感じられる店内となっています。
これまで扱ってきた高知の食品に加えて、暮らしを彩る雑貨やクラフトアイテムなども並びます。
店内では旬の商品も楽しめる、「高知の今」を身近に感じることができます。
お座敷とお庭で感じる、季節の風とぬくもり
移転後は店の奥、店内のお座敷、屋外のお庭を利用することができるようになりました。
お座敷は店主さんとの距離も近く、お話も弾む場所。
夏も涼しく、冬は暖かく、過ごしやすくなっています。
季節の風が気持ちよく通り抜けるお庭は、春や秋には本当に気持ちがよいスペース。
夏の終わりには柿が実り、秋が深まるころには紅葉が色づくなど、季節を楽しむことができそうです。
看板メニュー「土佐巻き」で味わう高知の郷土の味
移転前も現在も、riguruさんの看板メニューといえば「土佐巻き」。
土佐巻きは高知県の郷土料理で、カツオのたたきと薬味を酢飯で巻いた太巻き寿司です。
香ばしいカツオのたたきに、ねぎやにんにくの風味が重なり、さっぱりとした味わいながらも食べ応えのある一品。
移転前も現在も人気のメニューとなっています。
店内では「土佐巻き汁ものセット」としていただけます。
「ちょっと食べたいな」という方にはハーフサイズ、「しっかり食べたい」という方には1本サイズも。
持ち帰りもできるので、手みやげやランチにもぴったりです。
高知の香りと実りを味わう
店内で、そして持ち帰りもできるドリンク類も、高知で生産されたものが並びます。
(クラフトビールのみ店内での提供)
おすすめは、高知で栽培された紅茶。
紅茶の茶葉はもちろん、香付けに使われるベルガモットもメイドイン高知!
国産紅茶発祥の地で栽培され、自家発酵による「しまんと紅茶」は香り高く、ファンも多いそう。
高知で一度は途絶えかけた紅茶づくりを復活させようという、生産者の情熱が込められた紅茶です。
木曜には高知から旬の新鮮な野菜も届きます。
冬の始まりにはみかんを皮切りに、文旦などの柑橘類も登場。
夏まで続くフルーツやジュースの販売も人気です。
季節の移ろいとともに広がる、高知と人とのつながり
新規のお客様だけではなく、何度も足を運ぶリピーターがとても多いことからも、riguruさんがお客様に愛されていることがよくわかります。
季節ごとに変わる高知の味を求めて、またはriguruさんで定番となっているお気に入りの商品を求めて。
取材の最中も、商店街を散策中にふらりと入ってきた新規のお客様や
「あーこれこれ。切れていたので買いにきました」
「(電話で)土佐巻き、まだありますか?」
「息抜きにドライブがてら来ました。土佐巻きちょうだい!」
と常連さんも続々と来店されていました。
極薄にスライスされた高知県産のさつま芋を使い、高知県で加工された「けずり芋の芋チップ」は、来店されたほとんどのお客様が手に取っていかれる人気ぶり。
取材の日には、偶然にもこの芋チップの生産者である利休さんが来店されていました。
riguruさんが生産者を大切にし、よい関係を築かれていることがうかがえます。
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店内には冷凍庫もあり、高知ブランドのアイスクリームや、年間を通して人気のカツオや高知の魚を購入することができます。
カツオの旬は「初鰹」(3〜5月)と「戻り鰹」(9〜11月)の年2回。
冷凍されていない新鮮なカツオを、riguruさんの公式Instagramで予約販売するなど、こちらも人気商品となっています。
姫路で感じる、高知時間
趣のある古民家を改装した店内で買い物をしたり、丁寧に手入れされたお座敷やお庭を眺めながら高知の味をいただいたり。
野里商店街の中で、旅をするように「高知」を感じることができるお店、riguruさん。
高知愛あふれる店主さんから高知のお話をお伺いしながら、食文化やクラフトの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
riguru(リグル)| 店舗情報
住所:姫路市野里寺町32
※駐車場なし(近隣のコインPをご利用ください)
営業日時:水・木・金・土 11〜17時
instagram:
https://www.instagram.com/riguru_himeji/
電話:080-9390-8837