陽がゆく。 「Parland Coffee パーランド コーヒー」 姫路 伊伝居

季節によって様々な景色を見せてくれるパーランドの庭

続いて、簡単にではありますが、庭についてのインタビュー。
作庭したリビングソイル研究所の西山雄太さんにお話を伺いました。

作庭された、リビングソイル研究所 西山雄太さんにインタビュー

Q: パーランドコーヒーさんに植栽されている植物はどんな植物ですか?

日本の野山に自生している植物を中心に、元々植えられていた植物を少し残しながら植えました。

Q: 植える際に、何か気をつけたことや意識したことはありますか?

雑木林の中に店が建っているような感じで、というのがオーナーの要望でした。植える場所の制限(駐車場)があるので、全て理想通りにはいかないが、周囲の生活感や建物(住宅)を目立ちにくくすること。

あとは植える植物に合った環境であるかどうか。
土の状態の良し悪し。その植物がずっと生長できる環境かどうか、生長した時のバランスは意識しました。

西山 雄太
Yuta Nishiyama

ソイルスペシャリスト、 「リビングソイル研究所」代表
  リビングソイル研究所 WEBページ

西山さんによると、見頃の時期は4月〜6月上旬で、その時期なら色が美しく、木々の様々な変化が楽しめるとのこと。

私はパーランドコーヒーさんで庭を見るまでは花にも庭にも全く興味がありませんでしたが、お話を伺ってからは街中の民家のお庭や道路の街路樹、近くの山の様子なども少し気になるようになりました。
植栽がない住宅はなんだかただの白い箱だな〜と思ったり。また、ただ木が植わっていても、上手に手入れされてないと見映えがいまいちだったりと。

田舎の方に住んでる方は、植物なんか裏の山に腐るほどあるわい!と思われるかもしれませんが、やはり都会というか街中に出て、ビルと住宅と道路と商業施設だけでは殺風景なように感じます。

西山さんは「庭に土を」という小冊子も発行されてますが、日常の空間に自然のものが入ると、知らず知らずの間に心も和むと思います。
広いテラス席から見る(実は姫路城も見える!)庭は、小さいながらも非日常を感じる空間です。

リビングソイル研究所が発行する読み物「庭に土を。」

パーランドさんで植物や土に親しんでもらいたい、季節が良ければ何かイベントをしたい、植物の販売もしてみたいという西山さんの今後もとても楽しみです。

MizuikeAkira

MizuikeAkira

「好奇心は脳の食欲である」
神田橋條治
好奇心は行動を増やすこころの働きです。
なにより、脳へ入る情報の量を増加させるこころの働きです。つまり、好奇心は脳の食欲なのです。

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