陽がゆく。 「Parland Coffee パーランド コーヒー」 姫路 伊伝居

「スコーン」入る具材はそのときどきのおいしいもの

スタッフ小松さんへのインタビュー

Q: お店のスイーツメニューについて少し教えてください

スイーツはいつも6種類ご用意しています。

定番で、開業からずっとあるものがガトーショコラとカッサータで、こちらは昔おられたスタッフの方のレシピです。
あとはティラミスとスコーン。スコーンは入る具材が不定期で変わっていきます。
この4種類はコーヒーとお互いを引き立て合うので、コーヒーを目当てに来てくださる常連の方から、初めて来店されるお客様まで、沢山の方にご注文をいただきます。

あとの2種類は、その季節に手に入る食材によって作るケーキを考えていきます。
今なら、オーナーの実家のさつまいもやカボチャ、姫路在来種保存会の池島さんの生姜、友人の家になっている金柑など。
そういった顔が見える食材を使うときは、レシピを考える時に気合いが入りますし楽しいですね。

あと、いくつかの具材を組み合わせるときは珍しい組み合わせで、自分が食べてみたいと思う組み合わせにするので、それをお客さまにも楽しんで頂けたら嬉しいなと思いながら作っています。

金柑とプルーンのチーズタルト

Q: お店のスイーツメニューを考えるときに、「パーランドだからこうしている」など、意識していることは何かありますか?

パーランドのスイーツはケーキ屋さんの生菓子の様にきらびやかではありませんが、お客さまがゆっくりくつろぐ時のお供的な存在であるようにと思っています。

私がパーランドで働くようになるまではひとりの客としてよくふらっと立ち寄っていました。
実際ここの空間(空気感?)の中に座って、コーヒーでも何でも好きな飲み物と、素朴でちょっとユニークな甘いものがあれば、いつも通りの日常の中に充実感のようなものがほわっと沸いてくるようでした。

店員になってもう2年になりますが、自分が客としてパーランドに通っていたときの居心地や雰囲気を忘れないように、ゆるりとお菓子作りをしていこうと、今のところは思っています。

キャラメルジンジャーチーズケーキ

Q: 小さい頃はどんなお菓子が好きでしたか?

子供の頃はアイスクリームやジェラートなど、冷菓が好きでした。
ケーキ屋さんのケーキや焼き菓子はあまり好きではなかったです。

大人になってからはneccoさん(京口駅前にあったお菓子屋さん。2017年1月からお休み)の作るお菓子が一番好きだったという小松さん。

ケーキ屋さんのケーキがあまり好きではなかったというのは、なかなか珍しいなぁと思うのですが、小松さんに実際に会ったときの印象も、若いながらに落ち着いた女性という印象で、こういう人だから、ああいう素朴で(キャラメルナッツとチョコのパンプキンタルトが私が食べたスイーツの中で大当たり)口当たりの良いお菓子を作れるのかな〜とふと思いました。

Q: どんなケーキを作っているときが1番楽しいですか?

シフォンケーキです。オーブンを覗く度に面白いくらいに膨らむ様がトキメクので!ただパーランドでシフォンケーキはお出ししてないですが、、、。

「どのお菓子を作るにも、レシピを考えている時と、オーブンで焼いている間、きれいに焼き上がった時が楽しくて嬉しいですね。」
という小松さん。これからもパーランドで、お客さんも喜び、小松さんも作って楽しいようなスイーツを作り出していってほしいです。

MizuikeAkira

MizuikeAkira

「好奇心は脳の食欲である」
神田橋條治
好奇心は行動を増やすこころの働きです。
なにより、脳へ入る情報の量を増加させるこころの働きです。つまり、好奇心は脳の食欲なのです。

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