毎週、てくてくひめじ界隈で得意な分野を持つ方々にコラムを書いていただくコーナー「かきくけコラム」。
「アルデナイデ農園」、「トマト部」といろいろな活動をされているよこはたほくとさんによる、写真と徒然なのんびりコラム、どうぞお楽しみください。
笑う門には猫がいる。
今年の夏は暑くて暑くて。
ホンマに。
秋は来るんやろかと。
思ってたけど。
しっかり夜が早くなり。
草むら走る風の音も賑やかで。
畔を彩る真っ赤な彼岸花を見ながら。
あー、季節が変わったなと実感します。
おもしろい。
昔、よく聞いていたラジオのネタコーナーで。
ある落語家の一言がネタとなり。
ハガキ職人たちが、こぞって、ネタハガキを送っていました。
「笑とったらえぇんや。」
いつもニコニコしているその落語家。
笑ってたら、何かいいことあるでと。
でも、その目は、とても怖かったようです。
と、いうのがネタでした。
正直、ぼくは、いつもニコニコできません。
なぜかわからないけれど、イライラする時や、ドンヨリと落ち込んでしまうことも、よくあります。
この落語家のように、目が怖くなっていることもあると思います。
自分自身に余裕がない時などは。
イライラを通り越したライライ状態や、何に対して落ち込んでいるのかもわからなくなるくらいのヨンドリ状態になってしまいます。
いつまでこんな感じが続くんかなと思っていると。
意外と急にネガティブ劇場は終演を迎えたりします。
どんなに暑かった夏が続いても。
急に秋風吹いて。
夏を遠くに感じる時のように。
おもしろい。
周りの人たちには、迷惑をかけていることもあると思いますが。
イライラする時もドンヨリする時も、自分時間のなかで、たまたまな機会なので。
できるだけしっかりと味わうようにしています。
全ての時間に意味があるとすれば。
多分きっと、なんらかのタイミングのような気がするからです。
今年は、地球が怒っているのか、大きな災害が続いています。
たとえば、世界中が土砂降りの雨だとしても。
ゲラゲラ笑える場所があるとすれば。
きっとそこは。
みんなで口笛吹いて。
分厚い雨雲も吹き飛ばして。
大きな大きな虹がかかっていると思います。
「笑とったらえぇんや。」
おもしろい。
第32回目のコラム。
おわり。
文責:よこはたほくと
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