不定期で、てくてくひめじ界隈で得意な分野を持つ方々にコラムを書いていただくコーナー「かきくけコラム」。
小さなころから本好きで、常に本を持ち歩く子供だったという播磨出身のイラストレーター、赤松かおりさんによる、大人になってからこそ読みたい子供の本、「大人にも響く子どもの本」はじまりますー。
第56の発見:喜びも悲しみも、深く感じたい人へ『にんぎょひめ』(1967)
5月は子どもにも誠実だと思った絵本をご紹介します。
<心に響く言葉>
にんぎょひめは、あさひの ひかりのなかで、あわに なって しずかに きえていきました。
かなしみでは なく、ひとをあいした よろこびに つつまれながら、たかい たかい そらへ のぼっていきました。―『にんぎょひめ』p30、ぶん、そのあやこ え、いわさきちひろ 1967、求龍堂
文責:赤松かおり
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