3.素材の用意 1 (木とレザー)
「木とレザーの看板がつくりたい」と漠然と思ってはいるものの、「木」も「レザー」も種類もサイズもいろいろ。
どんなものが使えるのか、どれくらいまで可能なのか、失敗しないだろうか… など事前に素朴な素人質問をさせていただきました。
Q.木の場合、機器で使用可能な最小~最大サイズ、厚みを教えてください。
A.機器に入るサイズは40cm×30cmですが、作業エリアは、35cm×25cmと考えておいてください。
厚みは、カットの場合、5mm。刻印の場合も5mmまで掘ることができると考えておいてください。
Q.木であれば、種類はなんでも大丈夫ですか?(合板なども?)
A.木の場合、その材質によってはカット、刻印ともにパワーの数値を変えていかないといけません。ベニヤ板(合板)の5mmは軽くカットできます。
Q.レザーの場合、機器で使用可能な最小~最大サイズ、厚みを教えてください。
A.レザーの場合も木材と同様のサイズ、厚みです。
Q.レザーであれば、種類はなんでも大丈夫ですか?(もちろんファーはだめですね)
A.なんでも行けると思います。ファーは試したことがないので、どのようになるかは興味がありますね。
布やフェルト、紙などもカット出来ます。パラメーター次第といったところでしょうか?
Q.失敗するようなことはあるのでしょうか。素材は余分にもっていったほうがいいですか?
A.基本的には、お客さんに試していただきながら、作業を進めていただいき、使い方や今までの経験上のパラメータの数値をお伝えしていくことになりますので、おためし用の素材を持ってきていただいたほうが無難です。
丁寧な解答をいただき、今回はこのような素材を用意してみました。
■木の看板用の素材
サイズ45 × 15 厚み3センチ の古材、何枚か
柿渋が塗られていてよい感じです!
その他に、試したり失敗したときもいいように古材を何枚か用意
■レザーの看板用の素材
サイズA5サイズほどの のヌメ革など、何枚か
当初木の看板だけを考えていましたが、「レザーも使える!」ということで、お試しでしてみたくなってしまいました。ので、おまけになります。
3.素材の用意 2 (データ)
看板製作に必要な素材は、レーザーで刻印を行う木やレザーだけではありません。
どんなものをレーザーカッターで刻印したいかも大事です。
当日手書きで書いたものをデータにして… ということも可能ですが、慌ててしまって失敗したりしないよう、きちんと用意していくのがいいと思います。
今回はyukashiさんと「新しいロゴの看板を完成させる!」という目的が明確にあったので、yukashiさんのロゴデータを用意しておきます。
データを用意するときの注意点なども質問もさせていただきました。
Q.データはどんな形式がよいですか
A.イラストレーター形式のデーターが確実です。
JPG形式、または手書きイラストの用紙なと(白黒にしてはっきり図案が読み取れるものに限ります)を持ってきていただくとその場でスキャンして、パソコンからレーザーカッターにデータを送ることでも刻印できます。
データがうまくいかない場合は、現地のパソコンにて修正を行います。
Q.イラストレーターのバージョンはいくつになりますか
A.イラストレーターのバージョンは、8まで落として保存して持ってきてください。
ファブラボではcs2がありますので、そこで落とすことも可能です。
Q.どのようにデータを持ち込めばいいでしょうか、可能でしょうか
A.USBのフラッシュメモリで持ってきていただくのが一番確実です。
SD、miniSDはソケットがないため利用できません。
メールについては、回線が不安定な場合もあるのでおすすめできません。
解答をいただき、イラストレーターで作成したデータを、Ver.8にダウングレード。
USBフラッシュメモリにいれて用意しました。