4.当日の作業
予約が完了したら、当日の作業です。
使いたい機器によって用意する素材は異なります。
カットや刻印などに使用する素材はファブラボにも用意がありますが、気に入ったものを用意して行くのがおすすめです。
きちんと忘れ物がないか確認!
当日: ファブラボタカサゴに到着
ファブラボタカサゴさんは、サンモール髙砂内にあります。
サンモール髙砂へは、髙砂駅から徒歩6分ほどでも行くことができますが、今回は姫路から車で向かいました。
姫路駅周辺からならば30分ほどです。
サンモール髙砂には広い駐車場(2時間無料)があるので、駐車についての心配は不用です!
大きなモールの中、2Fになります。
歴史の古いモールで、今はシャッターが降りている空き店舗も多く、「ファブラボさんどこ…」 とちょっと一緒に行ったyukashiさんと実は不安になってきたころ。
あ!
ファブラボタカサゴさん、発見!
当日: 作業開始までのながれ
スタッフの竹内さんと秋田さんが、出迎えてくれました。
WEB上で登録や予約は済ませ、不安事も質問し解消していましたし、素材も事前に用意して行ったのでスムーズです。
※今回はレポート作成のため、事前に撮影などの許可を得て、ファブラボ内の撮影と掲載を行っています。
会員登録
「ネットから予約したてくてくひめじです!」と伝えます。
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素材とデータを渡す
用意してきた素材とデータを渡します。
技術的なことは、今回竹内さんにご対応いただきました。
フラッシュメモリに入れてきたデータをパソコンで読み込ませ、モニタ上で内容を確認。
素材をお見せし、完成イメージを伝えて「どれくらい彫るか」などを相談して、専用ソフトに設定していきます。
慣れれば自分でできるとのことですが、今回は初めてだったので、竹内さんに親切丁寧にご指導いただきました。
当日: レーザーカッターを使ってみよう 木材編
こちらがファブラボにある、今回体験させていただく レーザー加工機「HS-Z4030RF」です。
レーザーの強さを調節することで、薄い素材であれば断裁もできますし、調整していろいろなものに刻印が可能です。
まずは木材からいってみましょう。
木材をセットして、パソコンで入力した情報をレーザーカッターにダウンロードして読み込ませます。
レーザーカッターの小さいモニタに、今回刻印するロゴデータが表示されました。
掘り始めの位置や、素材がまっすぐになっているかなどを確認!
問題なければ、いよいよSTARTです。
ジジっと小さな音をたてて、ピカっと少し光って、インクジェットプリンタでプリンタヘッドが水平に動いて印刷していくように作業していきます。
見ているうちに、どんどんとできあがってきましたよ!
とても早くて精密です。
横45 × 縦15 厚み3センチの古材をセットし、レーザーカッターの作業を開始してから10分強で完成です。
機械の蓋を開け、木材を取り出します。
想像以上にかっこよく、一堂から「おおー!」と感嘆の声があがりました。
柿渋が塗られていたという、古材がとてもいい雰囲気をだしています。
このままも素敵ですし、オイルを塗ったり、彫った箇所を着色したりしても素敵になりそうです。
当日: レーザーカッターを使ってみよう レザー編
続いてレザーもしてみました。
厚さが木材ほどないので、同じ設定では「カット」されてしまいまそうです。
レザー用の設定にパラメータを変更し、START!
こちらはロゴ自体のサイズが木材よりも小さかったため、さらに早くできてしまいました。
データ通りの仕上がりです。
ミッション完遂です
どちらの素材も、すぐに、驚くほど簡単にできてしまいました。
ファブラボではレーザーカッターの稼働時間が料金となり、15分500円ですから、材料費を抜きにして今回は木材で考えると10分強ということで、「500円でできてしまった」ということになります。
一から素人が、道具なども揃えて、木材で看板を彫ってつくってみる…
と考えると、とってもお得です。
この精確さは、「機械らしさ」ともいえると思います。
手作業でしかだせない風合いもあるので、使い分けていけるといいなと思いました。
レーザーカッターで仕上げた後に、手を加えてみるとさらに味わいがプラスされそうです。
オイルを塗ったり、着色してみたり。手で少し彫ってみたり、あえてブレやゆらぎなどを輪郭に手で加えてみるのもおもしろいかもしれません。
今回のミッション
yukashiさんと「新しいロゴの看板を完成させる!」
を想像以上の出来上がりのもと、無事完遂することができました。
ホッと一安心。
そこであたりを見まわすと… まだまだおもしろいものがありそうですよ。