想いをつなげ届ける、菓子とセレクト 「重次郎 JYUJIRO(じゅうじろう)」 | 姫路

姫路城を望む大手前公園。
そしてその目の前にある大手前第1ビル。
公園側ではなくそのビルの反対側、1Fにこだわりの菓子とセレクト品を揃える重次郎(じゅうじろう)さんがあります。

2016年5月に和菓子を中心とした「速鳥丸 HAYATORIMARU」さんとして同地で開店、2018年1月に気持ち新たに想いを伝えるため「重次郎 JYUJIRO(じゅうじろう)」さんと改名されました。

6次産業を具現化する

自然の恵みと生物学的農法から生まれた
農産物を中心とした加工品のセレクトショップ

※重次郎さんのコンセプトから

母体となっているのは、佐用で田んぼだけでも21ヘクタール(甲子園球場約5つ分)、その他に大豆、小豆などの作物を大規模で栽培される「株式会社みかづきe」さんです。
可能なかぎり無農薬、減農薬に努めていらっしゃいます。

重次郎さんでは自社農園で栽培された米や豆類などを材料とし、加工して、販売する「6次産業」を具現化されています。

1 生産(1次産業) x 2 加工(2次産業) x 3 販売(3次産業) = 6次産業

オーナーである三木さんは百貨店でバイヤーを10年ほど経験され、その後就農されました。
バイヤーは商品をセレクトして販売につなげる仕事。

みかづきeさんで生産しているものは自信を持っておすすめできる農産物ばかりです。
農家として作物を作るだけでなく、バイヤー時代に培われた目利きで製品をつくり直接届ける場としてこの地に店をOPENされました。

それまでも、OPENされてからも、たくさんの農家さんや漁師さん、生産者や加工を行う人々との出会いがありました。

店を続けていくうちに
自社のものだけではなくよいものを知っていただきたい、もっとお届けしたい。
という想いが強くなります。

そして、和菓子中心だった店から少し舵をきり、セレクトショップとして名も「重次郎」と改め再出発となりました。

自社商品と”結 YUI”

一面に並ぶ自社の米やきな粉の他、三木さんが自らセレクトした一品が「結 YUI」として並びます。

店内の壁には自社で栽培、加工した商品やセレクトされた品がずらり。

佐用で自社生産している
●特別栽培米 TSUBUYORI (白米・玄米・もち米)
●無農薬大豆のきな粉 YUME

杵で丁寧についた玄米餅。
玄米と塩、そして隠し味に胡椒が香る
●発芽玄米餅 GENMAI

丹精こめて育てた米 「粒選 TSUBUYORI」

自社商品の他に 職人 x 農人(”のらうど” 三木さんの造語) を「YUI 結」として、リスペクトやコラボレーションした品々が並びます。
佐用のひまわりを使ったひまわり油、姫路で無農薬野菜を使いピクルスやソースなどをつくるバルジャックピクルスさんの商品、野性味あふれる京都の無農薬ほうじ茶、家島の職人さんが丹念に釜焚きした釜焚き塩などです。

どの品も実際に生産者と会い、話をし、納得したものばかり。

生産者と店そしてお客様をつなげる YUI 結。

“むすびつける ゆわえる つなぐ たばねる”
などの意味を持つ「結」の漢字にその想いがこめられています。

OTETEお手伝い

OTETEお手伝い

2011の震災で東京→姫路に自主避難。姫路生活も長くなってきたが、まだまだ知らないことばかりで情報収集中。美味しいものを食べることが大好き。でも震災後は安全であることも大事に。偏愛主義者。WEBや印刷物の制作をお手伝いする「OTETEお手伝い」を運営中。

好き:カレー(スパイス料理)、パクチー、アート、音楽、手作りすること

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