神崎郡市川町で、姫路市京口で、安田で、イベントで、委託で。
型にとらわれない、フレシキブル形で活動を続ける「いしごはん」さん。
きめこまやかな気配りとこだわりが随所に感じられる、いしごはんさんのごはんとおやつたちについて、お話をお伺いしてきました。
東京から、姫路へ
いしごはんさんは東京のご出身。
大学の専攻は別ジャンルではありましたが、“つくりだす”という点では通じていたのかもしれません。
料理やお菓子作りが好きになったのは、学生時代にはじめたカフェのアルバイトがきっかけでした。
卒業後テーブルウェアを扱う仕事を経て、飲食店のホールやキッチンの仕事に就かれます。
2015年4月ごろから、お菓子を作ってイベントに出店したり、ケータリングなどの活動をはじめ「いしごはん」という屋号で活動をはじめられました。
そんなとき同じ職場で働いたことをきっかに、その後親友となった友人が姫路に移住することに。
馴染みのない土地で生き生きとしていた移住後の彼女に話をきいてみると、東京とはまったく “食材” との距離感が違うことがわかりました。
東京ではあまり身近によい食材というのものはなく、店で購入できるものを買うか、手に入れるためには遠方から取り寄せたりすることが通常です。
姫路での話をきいてみると、海も山も近くにあり、新鮮な野菜や果物が身近にあり手に入る環境で、同じく食をテーマに活動していた友人の話に興味がわきました。
“食” への関わり方がとても理想的であり、きっかけも感じ友人の助けを得て2016年姫路への移住が実現。
姫路移住後はいくつかの飲食店をかけもちしながら、姫路での地盤がかたまったら自分のやりたいことを少しづつしたいと考えていらしたそうです。
2017年5月に行われたサンデーマーケットへ、姫路にきてからはじめていしごはんとして初出店。
その後イベント出店や委託販売などの活動をしながら、2019年6月に神崎郡市川町に、いよいよ「いしごはん」の拠点として週一販売と喫茶営業をスタートされました。
いしごはんのおやつとごはん
いしごはんさんが「メニューづくりで意識していること」。
丁寧で、こだわりながらもヌケ感のあるパッケージやおやつたち。
お話をお伺いして、飾らないその姿勢がおやつたちに反映されているんだなあ、と納得です。
自分が食べたいもの、好きなものを作る
自分が食べたいもの、好きなものを作るのがモットー。
そうして作ったものがお客様にも美味しいと納得してもらえるものであるように と心掛けて。
バターや卵を使うこともありますが、素朴な味のものが好きということもあり、たくさん食べても重くないおやつが多く、やさしい味が大人にも子どもにも人気です。
ストレスなく手に入れられる食材を使う
関東時代は手に入らないこともあり、食材はわざわざ遠くからとりよせたりということがほとんどでした。
食材の豊富な姫路では、今は季節外れのものや高級なものでなく、手近に入って納得のいくものを利用されているそうです。
無理なく、ストレスなく。
今では知人や気にかけてくれる人も増え、顔の見える方々から信頼できる様々な種類の食材を手に入れることができるようになりました。