暮らしに寄り添う「水上村・川のほとりの美術館」 姫路 カフェ ミュージアム

 新しい 水上村・川のほとりの美術館

左が美術館入口、右は講座なども行うことができるスペース。

約3ヶ月の工事を終え、2018年4月16日にリニューアルOPEN!

訪れてまず気がつくのが、新しく塗り直された外壁。
深みのある、でも新しさも眩しいような赤色が、新しい美術館への期待を膨らませます。

入口はスロープとなり、より多くの人が訪れやすい空間に。

そしてドアを開けてみると…
 
空間がつながり、窓から入る光が全体を包む一つの大きな空間へと。
いっけんさんと愛子さんの理想が形となりました。

中央には大きなテーブル。
人が向かい合う場所ことができる場所です。

2F 美術館へ

まずは奥へ進んでみましょう。

美術館への階段はがくさんの光が差し込みます。
定期的に展示を変更されており、どんな作品にであえるのか。

 

 

階段を昇りきると、1Fとはまた違った雰囲気です。
高い天井から入る自然光が適度でほどよい、とても落ち着いた空間となっています。

 
やはり「ここは美術館でありたい」と、いうお二人。

毎回の展示を楽しみに来てくれるお客様もたくさんいらっしゃいます。
お二人にとっても、ご家族にとっても大事な場所です。

現在の展示は前期、2018年5月20日までとなります。

「張 新英さんの中国農民画展」
前期:開催中 5月20日(日)まで
後期:5月23日(水)から 7月1日(日)まで
 
入館料200円

より充実した「カフェスペース」

大きくリニューアルしたカフェスペース。

中央に配置されていた2Fへの階段は移動し、広くなった空間に大きなテーブルが配置されています。
いっけんさん愛子さんの作業を眺めたりお話できそうな、一人でも気軽なカウンター席。
仲間との会話も弾みそうな窓辺のテーブル席。

用途によって使い分けができそうです。

愛子さんは播磨の食を広げる活動などを長年されてきました。
第二子出産を期に、家族と一緒の時間をより過ごすために、お店のこともお二人で協力して行われています。

美味しいものをたくさん知っている愛子さん。

使われている食材や調味料などはいいものばかりですが、理由は「美味しいから」。
どんなに身体によくても美味しくない、楽しくない、基準を厳しくしすぎてギシギシっとしてしまうものではなくて、美味しくって、楽しくって、嬉しくなるようなものを選ぶことが基準となっています。

旨味がしっかりとあるものと付き合いたい。
結果それが丁寧につくられた調味料や食材へとつながったそうです。

大ボリュームな 「あつあつスコーン」 果実のコンポートとクリーム付

現在はカフェメニューのみですが、5月9日からはランチがスタート。
内容は「普段のご飯」ということですが、気取らなくって元気で笑顔になってしまうようなランチであることは間違いありません!

コーヒー好きないっけんさん。焙煎もスタートされました。

コーヒーはコーヒー好きないっけんさんが一杯一杯ハンドドリップで淹れてくださいます。
姫路の老舗グラニューさん焙煎のオリジナル「ブレンドコーヒー」と、リニューアルを期に自家焙煎を始められたいっけんさんが、二十四節気ごとにイメージしてブレンドした「季節のコーヒー」からオーダーできます。

ドリンクは他に、和紅茶や播磨やひめじの農産物を使ったソーダや、お子様にりんごじゅーすも。

そして、いっけんさんの季節のコーヒーにあわせて、愛子さんがつくる「季節のグラノーラ」も二十四節気に併せ発表されます。
コーヒーやグラノーラ、スコーンなどは持ち帰りも可能です。

まもなく川のほとりの美術館で毎年人気のかき氷もスタートしますよ。

ミュージアムショップ

ミュージアムショップには、お二人がセレクトされたものと、美術館の運営母体となっている 有限会社maimaisha のデザイナーでもある愛子さんがリブランド、リパッケージした製品などが並びます。

今も館長を務める美樹さんは、衣服の制作と陶芸家としても活躍されています。
店内で提供されるコーヒーやスコーンなどで利用されている器なども、美樹さんの作品。

ミュージアムショップでも購入可能です。

OTETEお手伝い

OTETEお手伝い

2011の震災で東京→姫路に自主避難。姫路生活も長くなってきたが、まだまだ知らないことばかりで情報収集中。美味しいものを食べることが大好き。でも震災後は安全であることも大事に。偏愛主義者。WEBや印刷物の制作をお手伝いする「OTETEお手伝い」を運営中。

好き:カレー(スパイス料理)、パクチー、アート、音楽、手作りすること

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