恋してしまいました(コーヒーに)
特に「コーヒー」というものに特別意識はしていなかったそうですが、日本の大学卒業後に留学された、オーストラリアのホームステイ中にビーチで飲んだ1杯のラテ。
恋してしまいました(コーヒーに)。
香り、ミルクの甘みが衝撃的だったそうです。
その後、シドニーの有名caféで働いていたステイ先の息子さんが新しくcaféをオープンすることになり、そこで掃除の手伝いを行っていた際に試飲されたコーヒーを試飲し、さらに恋心は深まっていきます。
そしてそのcaféでキッチン補助としてアルバイトすることとなり、その経験が今にいきています。
オーストラリアから帰国後、エスプレッソマシンがあるのにコーヒーが美味しくないお店が多かった日本で、地元の京都府長岡京市にUnirというコーヒー屋さんを見つけまして、救われました。店を出すまではほぼUnirさんのコーヒーばかり飲んでました。その後飲み歩きを少しして、Brooklyn Roasting CompanyさんやCircus Coffeeさんの存在を知りました。
ビーチでの一杯から7年の歳月が流れております。この7年で日本のコーヒーカルチャーはどんどん変わっている気がします。サードウェーヴってやつの影響が大きいのでしょうかね。
オーストラリアのカフェの特徴、他との違い
カフェ文化が日本よりも強いオーストラリアでは、生活に溶け込むように街中にはたくさんのcaféが点在しています。
通勤途中、朝食、昼食、テイクアウト、ディナー… など、日常生活のリズムの中に高品質なコーヒーや料理があります。
外食は日本よりも単価が高く(一部、ショッピングモールなどには安い場所もあり)、1食1200円〜2000円以上は普通の料金です。しかし、食べてみると食材の良さ、料理の上手さが感じられ、値段に納得。
そして、とにかくオーガニック!食材にもこだわりのあるお店が非常に多くなってきているそうです。
オーストラリアでは温かいラテをグラスで提供されていたことが印象的でしたので、THE BREW HOUSEでもそうさせていただいております。皆さん驚かれたり喜んでいただいたり、その反応がうれしいです。60℃くらいなので手で持っていただけます。
グラスはコーヒーの色がわかるという点が個人的には好きです。
うちの2種のコーヒーもグラスに入れると色の違いがわかって楽しくなります。エチオピアの豆で淹れるとワインみたいな色になって綺麗です。でもドリップで淹れる場合は90℃以上のお湯で淹れるので、グラスが灼熱化しますw。ですのでドリップコーヒーは陶器のカップで提供させていただいております。
オーストラリアでは移民が多く、日本やアメリカとはまた違うコーヒー文化を持っています。今ではPour-0ver(ハンドドリップ)や、フレンチプレス、エアロプレス… など様々なスタイルが選べるcaféもありますが、イタリア人の移民たちがひろめたエスプレッソマシンで飲むコーヒーが今も一般的です。
バリスタが4人いてエスプレッソマシンが2〜3台、常にフル稼働。お客さんはただただコーヒーを飲みに来る。店の存在意義は「コーヒー」だとビシビシ伝わってくるお店が多かったです。
店名の「THE BREW HOUSE」について
店名の 「THE BREW HOUSE」についてお伺いしました。
BREW
“BREW”という単語には、「コーヒーを淹れる」「ビールを醸造する」などという意味があるそうです。
THE BREW HOUSEさんで提供されるコーヒーは、姫路ではまだ馴染みのないものがほとんど。
世界中で広く愛され、親しまれているコーヒー。
「美味しいコーヒーを毎日”BREW”する場所にしたい」
と言うう意志が込められているそうです。
HOUSE
“HOUSE”には、勇太さんが一番好きな色「青色」への思いがこめられいます。
姫路市石倉の青い空、そしてzappaさんに託された店舗の外壁は素敵な「青」でした。
… 大好きなBLUE。
“BREWの発音がBLUEに似ているので、青い空の下の青い家、THE BLUE HOUSEという感じで覚えていただくのもありかな”と考えたそうです。
THE BREW HOUSEはcaféだけに留めるつもりはありません。ここに来るすべての人に「BETTER」になっていただきたいという目標を持っています。賢く、優しく、実行力があり、人ときちんと会話ができる人を育てたいですし、僕自身も皆さんと関わる中でどんどん学ばせてもらいたいです。大学入試や英会話、人間教育など多岐にわたる「寺子屋」としてのTHE BREW HOUSEも思案中です。
アイデアはいろいろ!
きちんとプロセスをたて、かつじっくりと時間をかけながら、実行していきたい。その行程が”BREW”そのもの。
そういったメッセーじも店名に込められているそうです。